目立たないけど実は重要!外壁にある【水切り】の役割とは?
こんにちは!
みなさん、ご自宅の壁のことを聞かれたら
色や素材など、目につく大きな部分が思い浮かびますよね?
今日お話するのは、目立つ部分ではなく
なかなか目につきにくい【水切り】についてお話したいと思います。
水切りとは??
水切りとは、画像のマグネットのついている部分、
つまり、基礎と壁の間にある金属の仕切りのことです。
存在自体は知っていたとしても、この仕切りに重要な役割があるということは
ご存じない方も多いのではないでしょうか?
水切りの役割
水切りは他にも、窓の下などにもある場合がありますが
外壁や基礎の部分に雨が直接当たるのを防ぐ役割があります。
特に、基礎上の水切りに関しては
基礎に雨が当たってしまうと吸水してしまうため、
それを防ぐ重要な役割をしているのです。
基礎が水を吸ってしまうとどうなるか・・・。
床下に湿気が溜まり、シロアリ発生の原因にもなってしまいます。
水切りの劣化症状と補修
重要な役割を果たしているこの水切り。
どんな劣化症状があり、どういったメンテナンスが必要になるのでしょうか。
①色褪せ・錆
色が褪せていたり、錆が発生している場合は塗膜劣化している証拠。
放置してしまうと、穴が開いてしまったりして、基礎部分や外壁内部へ
水が浸入してしまう可能性があります。
スチール(鉄)製か、塩化ビニル(プラスチック)製であれば、
ケレン作業のうえ、塗装をかければ大丈夫ですが
ステンレス製やアルミ製などは、塗装をかけても早期に剥がれてしまうので
交換が必要になります。
スチール製であっても、錆の発生を放置してしまい、穴が開いてしまっている場合は
残念ながら塗装ではどうにもなりませんので、交換が必要となります。
②ヘコミ・変形
変形して傾いている状態になっていたり、部分的に凹んでしまっていたり・・・。
さほど大きく凹んだりしていなければ問題はありません。
しかし、大きく凹んでしまっている場合などは、雨水が正しく流れず
基礎に当たってしまう場合がありますので、補修か交換が必要になります。
③破損
物理的要因で破損が生じてしまっている場合。
よくあるのが、車庫に車を停める際、ぶつけてしまって凹んでしまった・・・
などのお話はよく聞きます。
破損した場合も補修もしくは交換が必要となります。
破損したまま放置してしまうと、ヘコミや変形時と同様に
基礎に雨水が当たってしまうおそれがあるほか、
破損した部分から錆が発生しやすくなり、錆が外壁や基礎についてしまったりすることもあるため
早期の対応が必要となります。
定期的な塗装が必要!
錆などが発生してしまう前に、定期的に塗装をかけてあげることが
水の侵入やシロアリ発生からも保護するということになりますが
エミホームでは基本的に、外壁塗装時には水切りも必ず
錆止めを塗布し塗装をかけています!
もちろん、外壁塗装と一緒じゃなくても
水切りだけ塗装の依頼も承っています!
ご自宅の水切り、梅雨前に一度、ぐるっと一周チェックしてみてくださいね!
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