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弾性塗料とは?モルタル壁に有効?

こんにちは!

 

突然ですが、『弾性塗料』ってご存じですか??

今日はその『弾性塗料』についてお話したいと思います!

 

 

弾性塗料とは??

分かりやすく言うと、ゴムの様に伸縮する性質を持った塗料です。

外壁は、熱や湿気、地震などの衝撃や自動車が通る時の振動など

様々な状況で動いています。

 

外壁が動いた時に、その動きに塗料が追従できないと

塗膜が破れて、ひび割れが起きてしまいます。

弾性塗料は伸縮性があるため、壁の動きに追従し

ひび割れが起きにくいとされています。

 

 

弾性塗料のメリット

 

①モルタル壁の劣化をに有効

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モルタル壁は外壁材の中でも特にクラックが発生しやすいため

ひび割れが起きにくいとされるモルタル壁には有効です。

 

 

②防水性が高い

弾性塗料は、外壁にしっかりと密着する性質をもっています。

そのため、塗膜の内側へ雨水が浸入しにくく、防水性が高いといえます。

また、弾性塗料は通常の塗料より厚く塗ることが多いため

防水性が高まるともいえます。

 

 

弾性塗料のデメリット

 

耐用年数が短い

弾性塗料の耐用年数は、一般的な塗料よりやや短めです。

単層弾性工法(通常の下塗り・中塗・上塗りの3回塗り)だと

3~5年ほどで塗料が固くなってしまい、ひび割れが起きやすくなってしまいます。

ひび割れしやすいモルタル壁に有効である反面、ひび割れしやすくなるというのは矛盾しているようですが

通常より短いサイクルでメンテナンスを考える場合は有効であるといえるでしょう。

 

複層弾性工法といって、通常より回数を多く塗り、分厚くすることで耐久性を伸ばす

方法もありますが、費用は高めになります。

 

 

 

膨れが起きやすい

密着性が高いゆえに、通気性はあまり良くないため

塗膜の内側から外側へ空気を逃がせず、塗装内部に水蒸気が溜まり、外気温が高いときに塗膜が膨らみやすくなります。

膨れが発生すると、塗料が剥がれやすくなり、剥がれた部分から劣化が進行してしまいます。

 

 

 

サイディングボードの壁には使えない!

 

サイディングボードの壁には、断熱材が含まれているため

夏場は非常に高温になります。

 

サイディングボードに弾性塗料を塗ってしまうと

熱で塗料が柔らかくなりすぎてしまい、膨れが発生してしまいます。

 

また、そもそもの話ですが、サイディングボードにひび割れ防止対策は不要です。

サイディングボードの壁には目地があり、シーリングが打たれています。

 

シーリングについては以前のブログに書きましたが

シーリングが衝撃に対するクッションの役割をしますので

ひび割れ防止対策になっているわけです。

 

 

弾性塗料について、簡単にまとめてみましたが

モルタル壁のご自宅には、ひび割れ対策として有効ですが

弾性塗料を使って長期的にご自宅を守っていくには

条件がついてきますので、デメリットも考慮したうえで

使用を検討していきましょう!

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