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【山口県建物崩落事故】放置は危険!外壁のひび割れ

こんにちは!

 

何とも痛ましい事故が起きてしまいましたね。。。

山口県で卸売会社の建物が倒壊し、死傷者が出てしまいました。

 

建物のメンテナンスに関わるお仕事をしている身としては

『しっかりメンテナンスをしていれば・・・』と、悔やまれてなりません。

 

決して他人事ではない、この事故。

適切な時期に、適切なメンテナンスを行わければ

明日は我が身となり得る事故です。

 

みなさんのご自宅は大丈夫ですか??

 

 

建物崩落の原因は『老朽化』?

 

事故が起こった会社社長が会見で

『原因の一つとして老朽化があると思う』

と述べています。

 

この建物は築50年以上が経過しているそうですが

築年数が経過していて古いからといって、必ず崩落するわけではありません。

ニュースで出ている情報では、2階は以前から大雨の際に雨漏りがあり、一度修繕を行い改善されていたが、

8月中旬に「壊れた所にかかる部分」に再び雨漏りがあり、修繕を行おうとしていたとのこと。

 

実際に建物を見てみましょう。

 

 

 

2階外壁に多数のひび割れや剥離が起きているのが見られます。

状態から察するに、昨日今日出来た新しいものではなく、

かなりの時間が経過しているのではないかと思われます。

 

専門家の見解ですと、クラックから雨が入り込んでセメントに染み込み、

剥離を起こして強度はかなり落ちていたのではないか、とニュースで話していました。

 

この建物の造り自体が、崩落した2階部分は1階よりせり出していて

それを支える柱などは無く、庇の上に2階が乗っているような造りをしているので

造り自体に問題は無かったのか?という声もある様ですが

新築時に問題が無くても、やはり2階部分の強度が損なわれれば

その分下にかかる負荷は大きく、ましてや倉庫として使われていたそうなので

色々な資材なども置かれたでしょうから、更に負荷はかかるでしょう。

 

つまり、雨漏りもあったと明かされていますから

どちらにせよ2階の外壁の強度が著しく損なわれてしまっていたことは

原因の一つと言えると思います。

 

 

やはり建物に『雨』は大敵!クラック放置は危険!

 

詳しいことは分からなくても、水が染み込んでしまうと脆くなってしまう

建物のメカニズムは、容易に想像が出来ると思います。

 

しかし、『そうは言っても、これくらい大丈夫でしょ!』と

ほとんどの方は思ってしまうのです。

 

確かに、1日2日ではどうにかなる確率の方が極めて低いでしょう。

ですが、放置すれば当然、建物の強度が落ちていくのは確かです。

 

外壁のクラックは、軽微なものから深刻なものまで、様々な原因で発生します。

 

 

塗膜劣化によるヘアクラック

紫外線などの影響を受けて劣化した塗膜が、下地の膨張・収縮に耐えられなくなり

塗膜に亀裂が生じて発生するひび割れで、塗装を行うことで改善出来、

軽微なクラックになります。

 

 

外的要因による構造クラック

近くを通る電車や車などによる揺れや地震、強風などによる飛散で直接建物に強い衝撃が加わったなど

外的要因により、表面だけでなく外壁内部から割れが起こっているような状態のひび割れで

軽微なひび割れだったものが構造クラックに進行してしまう場合もあります。

 

 

開口クラック

その名のとおり、窓やドアなどの開口部周辺に発生するひび割れで、

斜め方向に発生しているのが特徴です。

窓やドアの開け閉め時には常に衝撃が発生する場所でもあり

建物の構造上、開口部は上下左右の力がかかりやすい場所であるため

特に地震発生時には、開口部周辺に負荷がかかり、発生しやすくなります。

 

 

いずれにしても、クラックから雨水の侵入を許してしまっている状態であることは

変わりありませんので、このような状態が放置されたままだと

今回の事故のように、建物を支える躯体にまで影響を及ぼし、

外壁材の剥離や崩壊を招いてしまう事にもなりかねません。

 

建物はしっかり定期点検を受け

適切な時期に適切なメンテナンスを行い

安心して暮らせるよう、しっかり守っていきましょう!

 

『うちも外壁にひびがあるけど、大丈夫かな・・・』

心配になった方は是非、エミホームに無料点検をご依頼ください☆

 

 

 

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