雨漏りにご注意!
こんにちは!
まだまだ続く梅雨の季節。
梅雨の晴れ間を狙って工事を進めておりますが
どの現場も工程はズレて遅れ気味です💦
雨が降った翌日、作業に入ると
前日の雨の影響で、建物に変化が起こっていることも珍しくありません。
最も最悪な事態が『雨漏り』です。
軒天の張り替え作業中、既存軒天を撤去すると
中の木が濡れていることが判明。
どこかから雨漏りしている・・・。
内部に水が入り込んでいる以上、このまま軒天を閉じるわけにはいかないので
ひとまず養生をして、原因を探ってみることに。
翌日、濡れていた木が乾いてから
あやしい箇所にしばらく散水し、再び木が濡れてくるかどうかの検証。
15分ほど水をかけ続けてみた結果
ぷくぷくぷく・・・と水の気泡が表れ、木に染み込んでいきました。
この場所は、水を当てていた窓周辺の下にある下屋根の軒天。
雨漏り=屋根からのイメージがありますが
今回の場合、おそらく窓の木枠もしくはその周辺の外壁から水が入り込み
内部を伝って、下屋根の軒天裏に染み込んでいるという流れかと思います。
雨漏りは屋根からだけではないのです!!!
しかも、雨漏りの厄介なところは
このように散水調査をして、ここだ!という場所を見つけても
その他の場所からも入り込んでいるルートがあれば
別の場所はもちろん、同じ場所へ水が到達し、雨漏りが止まらない可能性もゼロではありません。
『雨漏り診断士』という専門家がいるほどですから
それくらい雨漏りの原因特定は難しいことなのです!
原因をつきとめて、その箇所の修繕を行っても
しばらく経って、また同じ箇所から雨漏りが起こることもあるため
探り探りでなければ修繕していけないことだってあります。
だからこそ、雨漏りをさせない為に
明らかな劣化症状が現れる前に、建物を保護するメンテナンスは必要ですし
劣化してしまってからでは遅いのです!
まだ続く梅雨で、雨が降り続けることもあるでしょう。
梅雨が明けても、夏のゲリラ豪雨や台風の季節もやってきます。
ご自宅を雨漏りから守るためにも
定期的に点検を行い、劣化する前のメンテナンスが行えるようにしていきましょう!
関連ページ
前の記事へ
« 現況調査報告書次の記事へ
壊すのはあっという間・・・ »