塗装って必要なもの??
こんにちは!
さすが年末だけあり、だいぶ冷え込んできましたが
年明けは自宅もきれいにして迎えたい!という施主様たちの声に応えるべく
エミホームは頑張っております!
現場のまわりを見渡してみても
他社さんの工事現場など、やはりこの時期は足場の立っているご自宅も多い時期です。
「ご近所さんが結構やってるけど、塗装ってした方がいいの・・・?」
「塗装ってしないとどうなるの・・・?」
そんな疑問をもっていらっしゃる方も多いかと思います。
今日は塗装の必要性についてお話していこうと思います。
塗装の目的
「塗装」というと、多くの人が見た目の問題(美観を保つため)と真っ先に思うのではないでしょうか。
もちろん、塗装が剥がれてしまいボロボロよりかは、艶がある新築のような外観の方が見栄えは断然いいですよね。
ですが本来、塗装の目的というのは、美観のためではなく
大切な建物をより長く保護してあげることにあるのです。
建物は、塗膜によって防水され、保護されてます。
塗膜は、四六時中雨や紫外線などにさらされている為、劣化していきます。
劣化した状態で塗り替えをせず放置していると、様々なトラブルを引き起こしていくのです。
人間は擦り傷をしても、放っておくと自然治癒力によって治りますよね。
ですが建物には自然治癒力はありません。
放置すればするほど、小さな「擦り傷」が、大きな怪我に繋がってしまう可能性があるのです。
建物の劣化症状
具体的に、よく見る劣化症状をご紹介します。
外壁のひび割れ
スレート屋根のひび割れ
♣紫外線や雨による経年劣化が原因です。
塗膜が失われた屋根や壁は、雨を吸収するようになってしまい
乾燥と吸水を繰り返すと、膨張・収縮も繰り返すので
負荷がかかり、ひび割れが起きてしまいます。
塗装の剥がれ・苔の発生
♣施工後すぐにこのような剥がれが起きてしまう場合は
施工不良(下地処理の不足や洗浄後の乾燥不足など)の可能性も
ありますが、経年劣化でも剥がれは発生します。
苔については、塗膜が劣化し防水性が切れることで、水分を含みやすくなるため
藻や苔が発生します。
クラックからの内部への雨水侵入
♣クラックが横向きに入っていた事で、雨水の侵入をより許してしまう状態だったため
壁の一部が崩れてしまい、そこから更にどんどん雨水が入ってしまっている状態。
割れたところに苔が発生していることが、かなり水分を含んでいることを物語っています。
よく見かける症状の一部をご紹介しましたが
この状態をずっと放置してしまうと、雨漏りしてしまったり、
下地の木自体を腐らせることになってしまったり・・・。
これくらい大丈夫でしょ!?という「擦り傷」が、大怪我へと繋がりかねないのです!
塗膜の重要さ、少しは伝わったでしょうか・・・?
「画像のような症状は無いけど、うちは防水性切れてないかな・・・?」
と思った方は、まずはご自分で簡単に出来るセルフチェックをしてみましょう!
ご自宅の防水切れセルフチェック
①壁を触ってみて、「チョーキング」がないか調べる。
壁を触ってみて、画像のような粉が手についたら、それは防水切れのサイン!
白い粉の正体は、雨や紫外線によって塗料に含まれる顔料が、粉状になって表面に現れるものです。
この「チョーキング現象」が見られたら、そろそろ塗り替え時期であることが分かります。
②シーリングの状態を調べる。
建物の外壁ボード間のつなぎ目や外壁とサッシの隙間など、目地または隙間などに施されているシーリング。
シーリングの目的は防水性を保つだけではありませんが、シーリングのお話はまた次の機会に書くとして
ひび割れ、肉やせ、はく離などがみられたら、少なくともシーリング工事が必要になってくる時期ではあるでしょう。
③艶がなく、色褪せていて、黒ずんでいる。
一見、遠目で見ると何ともないように見える屋根でも、防水がしっかり効いている屋根とは
明らかに見た目が違います。
艶を失っていて、元の色より色褪せがあり、何となく黒ずみもある・・・という場合は
そろそろ塗り替えのサインと考えられます。
④苔が生えている
壁の苔と同様、屋根にもこのように苔が発生します。
水分を含んでいるから苔が発生するので、苔でふさがれてしまった屋根材は
内部の湿気や水分を逃がすことが出来ず、内部の部材への影響も心配されます。
防水切れのサインと言っていいでしょう。
いかがでしたでしょうか?
ご紹介した症状がご自宅にあったら、一度まずは点検をしてみることを強くお勧めします!
エミホームでは、無料点検を行っておりますので、
ご紹介した症状以外でも、気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください!
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