『断熱塗料』と『遮熱塗料』の違い
こんにちは!
ヒートテック着用、膝にはブランケット
そして暖房器具の前から離れられない毎日・・・。
暑いのは苦手ですけど、寒いのもツライですね💦
最近、有難いことに点検依頼を多く頂いているのですが
その中でとても多い質問があります。
『遮熱塗料と断熱塗料って何が違うんですか??』
確かにこの2つ、漢字から連想すると同じようなものに思えますが
似て非なる物なのです。
今日はこの違いを紹介します。
遮熱塗料とは??
文字の通り、熱を遮る。
つまり、太陽光を反射する効果を持つ塗料です。
熱の原因となる光を反射してくれるので、温度が上昇するのを抑制できるため
夏の屋根裏の温度が下がり、それに伴い、室内の温度も3度~5度くらい下がる効果も期待出来ます。
💡ちなみに、夏場の屋根の表面温度は約80度。屋根裏の温度は50度を超えてくる家もあると言われています💦
遮熱塗料を塗装後、夏場のエアコンの設定温度が例年の夏場より高めの設定でも十分涼しくなったというお声も
よく頂きますが、それはしっかり遮熱塗料が、熱の原因となる光を反射する効果を発揮しているということになります。
ただし、冬でも光を反射してしまうため、逆に冬は寒くなってしまう場合もあります。
断熱塗料とは??
文字からすると、『熱を断つ』なので、遮熱塗料と同じような効果に思えますが
断熱塗料とは熱伝導を断つ効果、つまり太陽光からの熱源を遮熱塗料のように反射するのではなく、
塗膜に溜め込んで、室内に熱が伝わりにくいようにする効果があります。
そのため、冬は室内の暖かい空気を逃がさずに保温してくれるのです。
冬場だけでなく、室内外の熱の移動を抑えてくれる機能があるため、外からの熱の侵入も防いでくれるので
夏も室内を涼しく保つことが出来ます。
そして実は、防音効果もある断熱塗料。
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