【パーフェクト建材!?ガルバリウム鋼板】は本当にメンテナンス不要なのか
こんにちは!
今日は汗ばむほどの陽気💦
半袖で歩いている方もたくさん見かけました!
エミホームの職人たちも、みんな汗びっしょりで帰社していました。
頑張った証ですね!(笑)
さて今日は、パーフェクト建材!なんて言われている
ガルバリウム鋼板についてお話します。
ガルバリウム鋼板とは?
商品名だと思っていらっしゃる方も多いのですが
【ガルバリウムという合金メッキの名称】のことで
このガルバリウム鋼板は、1972年にアメリカで開発されました。
JIS規格におけるガルバリウム鋼板の正式名称は
【55%アルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板】となっています。
パーフェクト建材ではない!
『ガルバリウム鋼板はパーフェクト建材!』なんて聞いたことがあるかも
しれませんが、違います!
違うというと、良くないという風に聞こえてしまうかもしれませんが、
『定期的に塗装は必要になるけれど、優秀な建材』という言い方が正しいかもしれません。
決して何もしなくていいわけではないのです。
ガルバリウム鋼板のメリット・デメリット
メリット
①錆びにくい
金属屋根と聞くと、トタン屋根から連想し、何だか錆びてしまいそうなイメージなのですが
ガルバリウム鋼板は錆びに強いのです。
絶対に錆びないというわけではありませんが、トタンやアルミの金属建材から比べても
その錆びにくさは明らかに違います。
②耐久性が高い
どのくらいの耐久性なのかは、製品や環境などによって違う為、一概には言えませんが
トタンや窯業系サイディングなどと比べても、耐用年数は長い傾向にあり
定期的な塗装を行うことで、長持ちさせることが出来ます。
③耐震性が高い
建材自体が非常に軽量のため、耐震性に優れています。
その軽量さから、屋根や外壁のカバー工法(重ね葺き・重ね張り)にも使用されることが多く
建物にかかる負担もかなり軽減されます。
④デザイン性が高い
建材自体の色や形状によって、様々なシーンを演出できるのもガルバリウム鋼板の魅力のひとつ。
都会的・スタイリッシュ・シンプル・モダンなど、色々なイメージの外観を演出出来ます。
デメリット
①錆びが発生する
メリットで錆びにくいことを挙げているので、少々矛盾を感じるかもしれませんが
金属建材なので、少なからずとも錆びが発生する可能性もありますので、
そもそも錆びが発生しない建材と比べると、錆びが発生する可能性があるということは
デメリットとも言えます。
海が近い地域や、工場地帯などの錆びが発生しやすい地域では、錆びの発生リスクについて
事前に十分注意したうえで使用を検討する必要があります。
②断熱性が低い
ガルバリウム鋼板自体に断熱性はないので、夏場の室内の温度が上昇してしまう場合もあります。
金属ですので、ダイレクトに太陽の熱を吸収してしまうわけです。
分かりやすく言うと、夏場の車のボンネットのイメージでしょうか。
その弱点を補う為に、ガルバリウム鋼板自体に断熱材を取り付けて販売していたり、遮熱塗料が
用いられていたりします。
③遮音性が低い
ガルバリウム鋼板は非常に薄い建材で、振動を伝えやすい材質なので、遮音性の面では低い傾向にあります。
一番分かりやすく言うと、雨音が通常より響いて聞こえる、などがよく聞くパターンです。
防音対策として、天井裏に吸収材などを敷き詰めたりする方法もあります。
塗装の必要性
ガルバリウム鋼板は、パーフェクトな建材ではないということで
定期的な塗装は必要と先述しましたが、紫外線や雨などの外的要因から
素材自体を守る為には、塗膜が重要になってきます。
他の素材同様、塗膜は経年と共に劣化してきます。
塗膜が劣化してしまうと、錆びなどの原因となりますので
定期的な塗装が必要となるわけです。
製品や環境にもよりますが、一般的に10~15年に一度は
塗装が必要と言われています。
いかがでしたでしょうか?
メンテナンス不要!最強建材!なんて言われるガルバですが
もちろんデメリットも存在します。
壁や屋根がガルバだけど、塗装も点検もしたことがない!
屋根のカバー工法を考えている!
そんな方は是非、エミホームにお任せください!
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