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ALC外壁ってなに??

こんにちは!

 

何だかまたぐずついたお天気になっていますね🌨

場所によっては、雨風が強まるそう。。。

おうちの外にある植木鉢や自転車などなど・・・

風で飛んだり倒れたりしやすいものには、今のうちに対策をしておきましょうね!

 

 

さて今日は、壁のお話です。

みなさん、ALC外壁ってご存じですか?

 

住宅に使用される外壁材には、サイディングボードやモルタル塗り壁などが主流ですが

ALCパネルも外壁材として使用される素材のひとつで、その優れた性能から注目を集めています。

 

 

ALCパネル

 

ALCとは“Autoclaved Lightweight aerated Concrete” の頭文字を取って名付けられた建材で

高温高圧蒸気養生した軽量気泡コンクリートのことを指します。

 

・・・といっても、ちょっと分かりにくいですよね💦

少々専門的な話になりますが、オートクレーブと呼ばれる、高い圧力と高温の水蒸気の蒸気釜の中で

行う促進養生のことです。

強度の高い安定した化学反応物を生成するので、通常28日間で得られる強度を、1.5日程度という

非常に短期間で得ることが出来ます。

こうして作られる軽量気泡コンクリートを板状にしたものを「ALCパネル」といいます。

 

ALCは建材の名前ですので、各メーカーで商品名は違います。

皆さんが聞き覚えのあるものですと、旭化成さんのヘーベルあたりが有名なのではないかと思います。

 

 

ALCの特徴

 

ALC外壁は非常に機能性が高く、たくさんのメリットがあります。

 

①高耐久性

ALC外壁は耐久性が高いため、地震に強く丈夫な建材です。

適切な時期に定期的にメンテナンスを行えば、耐用年数は50年を超えると言われています。

 

 

②耐火性が高い

主成分がコンクリートのため耐火性・防火性に優れており、国土交通省による耐火構造の認定を取得しています。

また、万が一火事になってしまっても、無機質な原料で作られているため、有害物質が発生しません。

 

 

③断熱性が高い

内部の気泡が空気の層を作るため、熱伝導率が低く、断熱性が高くなっています。

そのため、夏は涼しく冬は暖かいので、電気代節約や結露発生防止に役立ちます。

コンクリートの10倍の断熱性能ともいわれています。

 

 

④遮音性が高い

内部の気泡が音を吸収してくれるため、騒音のある環境でも建物内に音が伝わりにくく、

その遮音性の高さから、防音壁に資料される場合もあります。

 

 

⑤湿度を調整

たくさんの気泡が、湿気を吸い込んだり吐き出したりして湿気を透過してくれるため、

調湿機能にも優れています。

 

 

ALCの弱点

たくさんのメリットがあるALCですが、弱点が存在します。

 

 

①水に弱い

ALCは吸水性の高い素材です。

内部の気泡部分に水が侵入してしまうと、膨張やひび割れを起こし

症状が進行してしまうと修復が難しくなる場合もあります。

また、水分が浸透すると断熱性も低下します。

水が浸透した状態で冬の寒い時期に凍結を起こすと、ひび割れの原因にもなり

外壁材自体を傷める結果となります。

 

 

②目地が多い

ALCパネルはサイディングと比べ、サイズが小さく設計されているため

その分つなぎ目が多く、目地から雨水が浸入する雨漏りリスクが高いということになります。

 

 

 

ALC外壁を長持ちさせるには??

 

メリットもたくさんあり、非常に機能性が高いALC。

期待耐用年数どおり長持ちさせるには、定期的な塗装が重要となります。

 

先述した通り、ALCは吸水性の高い建材のため

塗装によって塗膜をしっかり作ってあげることで防水性も保つ必要があります。

塗膜は紫外線の影響や時間の経過と共に劣化していきますので、永遠ではありません。

ですので、定期的に塗装を行い、防水性を維持していくことが重要となります。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

非常に機能性に優れた建材ですが、弱点はやはり水!

『ALCは丈夫な建材だし、メンテナンスがいらない』と思っていらっしゃる方もいらっしゃいますが

ALCにとってもやはり塗装は大切なのです!

 

丈夫だと思ってメンテナンスしたことない・・・

なんて方は一度、点検を受けてみることをお勧めします!

 

もちろん、エミホームでもALC外壁の点検、大歓迎です☆

 

 

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