色選び・艶選びでも変わる塗膜の『寿命』
こんにちは!
今日は午前中、ものすごい雨と風でした☔🌀
午後になるとすっきりと晴れ間が見えましたが
明日は夏を感じるような暑さになるそうで
気温も30℃を超えるところもある予想・・・💦
日差しが強くなりそうですね🌞
日差しが強くなると気になるのは紫外線。
お肌にも、そしておうちの外壁にも影響をもたらしますね💦
紫外線による外壁の影響といえば、色の退色や塗膜の劣化ですね!
ご自宅の塗装を検討する時、そもそもどの塗料を使うか、という塗料選びも大切ですが
塗料の『色』や『艶』によっても寿命が変わる、というお話をしたいと思います!
色褪せのスピードは色で左右される!?
せっかく高いお金をかけて、塗装工事をするのですから
なるべく色あせしにくくしたいですよね!
塗料の中に含まれる、色の元となる『顔料』。
実はこの顔料にも、紫外線に強い顔料と弱い顔料があるのです!
顔料は大きく分けると『有機顔料』と『無機顔料』の2つに分けられ
退色のスピードや耐候性は、選ぶ色の顔料によって異なるのです。
有機顔料
有機顔料とは主に、石油由来の製品で構成される合成顔料です。
100種類以上にもおよぶ種類が存在しており、鮮やかな色が出やすい特徴がありますが
耐候性・隠ぺい力が低く、紫外線に弱いというデメリットがあります。
赤や黄色などは耐候性が悪く、着色力が弱い色であり
有機顔料の中では、青や緑などが比較的耐候性が高いものとされています。
無機顔料
反対に無機顔料とは、鉱物顔料ともいわれ、天然の鉱石や金属の化学反応によって得られる
酸化物などから作られる顔料です。
無機顔料に分類される種類は少なく、有機顔料とは違って鮮やかな色は出にくいものの
白・黒・黄土色・赤さび色など、色調はとても落ち着いた色をしており
また耐候性にも優れているため、紫外線に強い顔料となっています。
艶の違いで塗膜の寿命は変わる!?
塗料は主に、『樹脂』『溶媒』『顔料』『添加剤』で構成されていますが
塗料の艶の調整は、艶ありの塗料に『艶調整剤』という添加物を混ぜて艶を調整します。
塗料ひと缶に入る容量は、艶ありであろうと艶消しであろうと一緒です。
そのため、艶調整剤を入れると、塗膜の耐久性や耐候性の要となる『樹脂』の量を
減らすことになるため、艶ありに比べて艶消しの方が耐候性が落ちてしまうのです。
艶あり塗料の方が汚れにくい
艶調整材は塗膜の表面に細かな凹凸を作り、光を乱反射させ
艶が消えた様に見せています。
艶あり塗料の塗膜表面は、ツルツルして滑らかなため
塵やホコリなどの汚れがつきにくく、美観を長期的に保つことが出来ます。
いかがでしたでしょうか?
好みは様々ですので、ツヤツヤしているのが嫌!という方もいらっしゃいますし
素材によっては、艶の無いマット感がオシャレだったりもしますよね!
艶消しで塗装をご検討される方は、デメリットも踏まえたうえで
検討してみてくださいね☆
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