【難付着サイディング】外壁塗装で不具合が起きる!?
こんにちは!
お盆休みも終わり、みなさん日常に戻っている頃でしょうか。
お盆期間中も暑い日が多く、ジリジリと焦げ付くような強い紫外線💦
『暑い』を通り越して『痛い』と感じるほど、身の危険を感じる猛暑でした。
まだまだ暑い日は続きますが、熱中症には充分注意しましょうね⚠
紫外線といえば、今は外壁塗装に使われる塗料は
『紫外線から建物を守る』という点に着目されて開発されているものが多くありますね!
エミホームでもお勧めしている『ラジカル系塗料』は
紫外線による劣化因子を制御してくれるという優れた性能をもつ塗料であるというお話は
以前もご紹介しました。
外壁塗装を検討する時に、どんな塗料が自分の家に合っているのか分からないという方がほとんどで
だいたいの方が、業者さんがお勧めしてくれる塗料から選ぶのではないかと思いますが
果たしてそのお勧めされた塗料、本当にあなたのご自宅に合っていますか??
今日は、外壁塗装を検討する時に気を付けてほしい
『難付着サイディング』についてお話したいと思います。
難付着サイディングについて
日本の住宅の約8割が、壁材にサイディングボードを採用しているそうですが
サイディングといっても、種類もメーカーも多種多様です。
その中でも、築20年以内の住宅に非常に多い『難付着サイディング』。
2001年頃から使用されるようになり、ハウスメーカーさんから
『メンテナンスフリー』と説明されている場合もあるようです。
しかし、メンテナンスフリーといっても、ずっと塗装をしなくて良いサイディングな訳では
ありません。
新築から約20年ほど経った難付着サイディングボードも、
劣化により外壁塗装の時期を迎えているご自宅が増えてきています。
難付着サイディングとはどういったものなのか
簡単に説明すると
新築の段階で、紫外線から守るためのトップコーティング材などの
外壁表面処理がされている壁材のことです。
表面処理は主に、光触媒・無機・親水・フッ素などのコーティングを指します。
これらの特殊なコーティングがされていると、一般的に使用する塗料(下塗り材)との
密着性が非常に悪いということから、難付着サイディングと呼ばれています。
普通に塗装をすると不具合が起きる!
一般的に使用する塗料では密着性が悪い、ということは
難付着サイディングだと分からずに、通常通り塗装を行ってしまうと
大変なことになってしまいます!
具体的には何が起きるかというと
『早い段階で剥離が起きる』のです。
塗装終了後に、爪で削っただけでボロボロと剥がれたり
テープなどを貼って剥がすと塗料まで剥がれる、なんてこともあります。
難付着サイディングの塗装は出来ないの?
では、剥離が起きてしまうということは、塗装が出来ないの・・・?
という疑問が生まれるかと思いますが、塗装は出来ます!
しかしこれは、『難付着サイディング』であることを業者がしっかり
分かったうえで、適切な下塗り材を選び、適切な施工を行うことが前提です。
難付着サイディングの見分け方
大和ハウスや積水ハウスの建物には、難付着サイディングが使用されていることが多いですが
もちろん全部ではありませんし、2001年頃から使用されるようになったと冒頭でお話しましたが
2001年以降に建てられたからといって、必ず難付着サイディングとは限りません。
確実な方法としては、新築時の図面や仕様書に記載されている内容を確認するのが一番ですが
そういった資料が手元にない場合や、確認してみても明確な記載がされているわけではなく
よく分からない・・・という場合も多いと思います。
そこで一つ目安になる確認方法が
『築10年以上経過していて、チョーキングが出ておらず、艶も残っている』
という場合は、難付着サイディングが使用されている可能性があります。
もちろん、難付着サイディングでない場合でも
立地条件やメンテナンス状況などにより、10年以上経過しても
チョーキングも出ておらず、艶が残っていて、良好な状態であることもありますので
一概には言えませんが、セルフチェックの一つの目安として、上記のような状態であるならば
難付着サイディングの可能性を疑ってもいいかもしれませんね!
しっかり判断できる業者選びを!
せっかく高いお金をかけて、塗装工事を行っても
難付着サイディングであることを知らずに、普通に塗装をしてしまい
まだ1年しか経っていないのに剥がれてきてしまって・・・
という話は、稀な話ではありません!
塗装工事を検討する時は、下地の材質と、それに合った塗料(材料)を
しっかり見極められる業者にお願いをしましょう!
もちろんエミホームでは、点検時には劣化の状況だけでなく
材質などもしっかり確認したうえでご提案をしておりますので
工事をご検討の際は、まずは安心して無料点検・見積をご利用ください☆
前の記事へ
« 外壁塗装の見積の見方次の記事へ
【火災保険の申請】台風被害にも使える?申請の流れは? »