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【塗装工事中のにおい】体に害は無い?

こんにちは!

 

道を歩いていたりすると、この時期、どこからともなく

金木犀のにおいがしてきます。

人によっては、金木犀の香りが苦手という方もいらっしゃいますが

秋を感じるにおいであることは間違いないと思います。

 

金木犀に限らず、においというものは

人それぞれ好みが分かれますね!

今日は『におい』についてお話したいと思います。

 

 

塗装工事中の独特なにおいの正体

 

塗装工事中、あまりにおいを感じない人も居れば

独特なにおいであるが故に、体調が悪くなる・・・なんて方もいらっしゃいます。

 

あの独特なにおいの正体は、有機溶剤と呼ばれる、いわゆるシンナーのにおいなのです。

基本的に油性塗料には、溶剤として有機溶剤(シンナー)が使用されており

それが刺激臭を引き起こしているのです。

 

では水性塗料であればにおいは発生しないかというと、ほとんどにおいはしませんが

全くしないといえばウソになります。

水性塗料は溶剤の代わりに水を使用するため、シンナーは使用しませんが、

塗料を安定させるために、シンナーに含まれる揮発性有機化合物が

塗料自体に若干配合されているため、全くの無臭というわけではありません。

 

 

 

人体に影響は無いの??

 

 

果たしてシンナーのにおいは、体に悪影響は無いのでしょうか?

 

結論から言いますと、全く影響がないとは言い切れません。

 

そもそも有機溶剤を扱う作業は、

厚生労働省が、資格を持った作業主任者の選任を義務付けるほど

危険な作業なのです。

 

有機溶剤の人体の有害性は、有機溶剤の種類によって様々ですが

麻酔作用や視神経障害、肝・腎障害、皮膚障害など

取り扱い方法を間違えると、重症あるいは死に至るほど危険なものです。

 

そんなものを使用して塗装工事して大丈夫?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが

換気のされていない密室で大量に吸い込んでしまったり、誤飲してしまったりなど

明らかに危険な取り扱い方をした場合に起こり得る話です。

 

とはいえ、有害物が体内に吸収される経路としては

呼吸器を通って吸収されるものが最も多く、

有害物質に対する感受性には個人差がありますので

まったく何も感じない方も居れば、少しのにおいで

軽度の物でも吐き気やめまい、睡眠障害、頭痛などを

引き起こしてしまう方も居ます。

 

 

 

塗装工事中のにおい対策

 

においに敏感・・・

塗料のあの独特なにおいは苦手・・・

 

そんな方は、工事中しっかり対策をすることをおすすめします。

行う対策として重要なのが『換気』です!

 

塗装工事中は窓が開けられないため、閉めきられています。

窓を閉めておけばにおいが入って来ないような気がしますが

敏感な方は、隙間から室内に入り込んだにおいが室内に充満し

体調不良を引き起こしてしまうかもしれません。

 

においが充満していると感じたら、換気扇を回すと思いますが

それでもなかなかにおいが消えない・・・

 

実は有機溶剤は揮発性が大きく、比重は空気より大きいため

蒸気は下へ下へと流れ、吹き溜まりができやすいのです。

 

ご自宅にあるものでできる対策として、外に向かって扇風機をまわし、

臭いの流れを外に向けるという方法が効果的のようです。

 

窓などは工事中は開けられないタイミングも多いかと思いますので

換気のために開放して良いか職人さんに確認をして開けさせてもらい

開けた窓に向かって扇風機をまわしたり

窓の開放が無理なようであれば、換気扇のある方向へ向かって

扇風機をまわすと良いかと思います。

 

 

せっかくご自宅がきれいになる工事を行っても

体調を悪くして倒れてしまっては大変です!

 

においに敏感な方は決してガマンをせず

換気のために窓をたまに開けさせてもらいたい旨を

事前に職人に伝えておくといいかもしれませんね☆

 

また、においの少ない水性塗料の使用ももちろん可能ですので

不安がある方は是非ご相談くださいね!

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