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【屋根塗装をする前に】本当に塗装で大丈夫?

こんにちは!

 

もうすぐ本格的な冬がやってきますね。

2022年-2023年の冬も、昨年に引き続きラニーニャ現象の発生を受けて

東日本と西日本を中心に寒気の影響を受けやすく、気温が平年並みか低くなると

予想されています。

 

寒くなる、と聞くと

『今年の雪事情はどうなんだろう・・・』

と気になるところですが、雪が降ると、少しの雪でも

交通機関が麻痺したり、道路事情が乱れたり、事故やケガが増えたり・・・

雪に慣れていない地域に暮らすわたし達にとっては

頭を悩ませることばかりです。

 

豪雪地帯では、雪が積もると屋根の上の雪下ろしなんて日常茶飯事かもしれませんが

わたし達の場合はそうはいきませんね💦

 

屋根は雪だけでなく、冬の寒さが及ぼす様々な影響を受けますので

それにしっかり耐えられるように、メンテナンスが重要となりますが

屋根を塗装しなきゃ!とご検討中の方!

ご自宅の屋根、本当に塗装で大丈夫ですか??

 

 

業者による屋根メンテナンスの見解の違い

 

エミホームに点検をご依頼頂いたお客様からよく聞くお声として

 

『何社か見積をとったけれど、屋根は葺き替えやカバー工法を勧める業者と

塗装を提案する業者がいて、どちらがいいのか分からない・・・』

 

というものがあります。

 

屋根を新しくするとなると、塗装よりも費用はかさむ。

塗装でメンテナンスが出来るなら、塗装にしたい。

そうお考えの方も多くいらっしゃると思います。

 

業者によって見解が異なってしまい、迷った時に確認して頂きたいのが

『塗装が行える状態(屋根材)であるのかどうか』です。

 

塗装で大丈夫です!と言われ、塗装をしたけれど意味が無く

工事費用がムダになってしまった・・・なんてことにならないように

しっかり確認してから検討しましょう。

 

 

塗装では意味がないパターン

 

一般的にスレート屋根は塗装を行うものですが、例外が存在します。

塗装を行う目的としては、雨や紫外線などから屋根材を守るために行います。

 

しかしそれは、人間で例えると『健康な状態』であることが前提であり

大病を患ってしまってからでは、いくら予防をしたところで、病気が治るわけではないのと同じで

つまり屋根材が弱ってしまっている状態で塗装を行っても、強度が回復するわけではないということです。

 

では一体、どんな状態だと塗装では意味が無いのでしょうか。

 

 

長い間ノーメンテナンス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回塗装から長いこと経過している

あるいは新築時から一度も塗装していないなど

長い間メンテナンスをしておらず、何もお手入れされていないスレート屋根は

防水性能の低下はもちろんのこと、退色・苔の繁殖が顕著で劣化がかなり進行してしまい

スレートの強度が落ちてしまいます。

 

ここまで劣化が進んでしまうと、塗装をしても強度が復活するわけではありませんので

ひどく弱っている屋根材に塗装を行っても、もう寿命は伸ばせません。

 

仮に塗装でメンテナンスをしたとしても、元の強度が無い状態の屋根材は早々と寿命を迎え

結局のところ、また葺き替えやカバー工法など、屋根を新しくする工事が必要となってしまいます。

 

このような状態であれば、塗装工事の費用もムダになってしまうため

予め屋根を新しくする方法を検討した方が良いでしょう。

 

 

全体的にクラックや大きな割れが多い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多少のクラックであれば、塗装の時に補修を行ったうえで塗ることが出来ます。

しかし、全体的にクラックが発生していたり、大きな割れがある場合には

塗装でのメンテナンスはお勧めしません。

この場合も、スレート自体の強度が失われている状態だと言えるからです。

 

仮に全て補修をしたうえで塗装を行ったとしても、すでに限界を迎えている屋根材なので

また同じ箇所が割れてきたり、他の箇所にも割れが発生してくる可能性があるでしょう。

 

 

そもそも『塗装が出来ない』とされている屋根材

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今までも何度か触れてきていますが、そもそも塗装が出来ないとされている屋根材があります。

ニチハの『パミール』が最も有名かと思いますが、2000年前後に製造された

ノンアスベスト切り替え時期のスレート屋根がそれに該当します。

 

強力なつなぎ材だったアスベストが使用禁止になったことにより

アスベストを使用していない屋根材を作ったところ、想定以上に強度が落ちてしまったものです。

 

塗装を行っても、早々に剥離やひび割れが発生してしまうため

塗装する意味がありません。

 

しっかりと点検して調べてくれる業者や知識をもっている業者であれば

塗装を行って大丈夫な屋根材であるかどうかというところは注意しているはずです。

 

パミールも、一番分かりやすい『ミルフィーユのような剥がれ』が発生していれば

あまり詳しくない業者さんでもピンときて気付くかもしれませんが

分かりやすい症状が見られなかった場合、分からずに塗装されてしまうというパターンも

稀にみかけます。

 

2000年前後に建てられたお家は要注意です。

 

 

 

意見が割れたら、理由を確認しよう!

 

それぞれの業者さんで、強みとする工事の違いもあります。

単純に、『オススメ商品の違い』で意見が割れているのであれば

自身にとってどちらの工事が都合が良いのかで選べば良いですが

塗装が出来ないもの、決して塗装が勧められる状態でないものに

塗装工事を勧められている場合は、意味が無い工事になってしまう可能性があることを

しっかり理解したうえで、選択をするようにしましょう。

 

決して安い金額ではない工事ですから

ご自宅にとって一番ベストな工事を行うことが大切です!

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