外壁に起こる凍害!メンテナンスを怠るリスクとは?
こんにちは!
10年に一度の最強寒波が到来し、
東京でも痛いと感じるほどの低い気温を記録しています。
普段は冬でも氷が張ることなど無い都心の池でも
分厚い氷が張っていたり、水道管凍結の相談なども増えているようですが
24時間この冷え込みに晒されている外壁には影響は無いのでしょか。
外壁にも起こる凍害
外壁に起こる凍害とは、外壁材が吸い込んだ水分が
冬の寒い時期に凍ったり溶けたりを繰り返すことによって劣化していく現象のことです。
主に北海道や東北など、寒さが厳しい地域で発生が多く見られる現象ですが
劣化の程度に差はあるものの、東京をはじめ関東でも起こる可能性のある現象になります。
これは、家の立地や造りなどによっても差が出たりするもので
例えば、日が当たりにくく水分や湿気が溜まりやすい北側は
より一層凍害現象が発生しやすかったり
直張り工法の外壁には凍害が発生しやすいなどもあるため、注意が必要です。
凍害の種類には、主に次の3つが挙げられます。
スケーリング
スケーリングとは、コンクリート内の水分が凍結・融解を繰り返すことによって
セメントペーストが剥がれ落ちる現象です。
最低気温が-2度以下になると発生しやすくなります。
ひび割れ
スケーリングと同じく、最低気温が-2度以下になると発生しやすくなります。
コンクリート内の水分が凍結・膨張した際に、外壁表面にひび割れが生じる現象です。
ポップアウト現象
ポップアウト現象はコンクリートの劣化現象で
外壁表面のコンクリートが、薄い皿状に剥がれ落ちてきます。
外壁に凍害が起こる原因とは?
気温が冷え込むと発生しやすくなる凍害現象ですが
冷え込んだからと言って全ての家に凍害が起こるわけではありません。
外壁に凍害が起こる原因はずばり、『経年劣化』です。
窯業系サイディングには、セメントが含まれているため、
凍害が発生しやすいと言われています。
凍害が起こる確立が高い窯業系サイディングは、経年によって劣化すると塗膜の効果が失われ、
原料となるセメント材が湿気や水分を吸収しやすくなってしまいます。
外壁が水を吸い込んでしまうと、気温が下がった時に凍結し
壁材が膨張や収縮を繰り返すことで、塗料の表面がひび割れたり剥離したりなど
障害を引き起こしてしまうのです。
劣化を放置すると大規模修繕が必要になる!
主に極寒地で発生する凍害ではありますが、条件が揃えば私達の暮らす地域でも
充分起こる可能性はあります。
凍害が起こる条件は寒さによる低温ですが
そもそもの原因は、『外壁材が水を吸い込んでいる』ということにあるのです。
何にしても、建物にとって水は大敵というわけです!
凍害を防ぐためには、適切な時期にしっかり塗装メンテナンスを行い
外壁材が水を吸い込まないように、塗膜でしっかり保護をしてあげることが重要となります。
北側の外壁にポロポロと剥がれが見られる・・・
外壁がひび割れているけど、これって凍害かな・・・
何かきになる症状があったら、まずは迷わずご相談くださいね!
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