クリヤー塗装とは??
こんにちは!
皆さん、『クリヤー塗装』ってご存じですか??
名前からして、なんとなく想像はつくと思うんですが
実際どういうものかって聞かれると、ただ色が透明ってだけじゃないんです!
今日はその、クリヤー塗装についてお話していきたいと思います!
クリヤー塗装って??
その名の通り、色は透明です。
色の元になる、顔料を含まない無色の塗料で塗装することをクリヤー塗装(クリア塗装)といいます。
色を使って塗りつぶす一般的な塗装とは違い、外壁材のデザインや素材感などを
そのまま活かしたい時に用いられることが多いです。
どんな壁にお勧め?
複数色でグラデーションになっているようなデザインや
タイル調・石目調などのサイディングや、モルタル・コンクリートなど
外壁材そのものの意匠性を維持したい時にお勧めです。
普通の塗料と効果は違うの??
クリヤー塗料は、普通の上塗り塗料と変わりません。
基本的に普通の塗料には、顔料・添加剤・合成樹脂などが入っていますが
唯一の違いは、先述した【色の元となる顔料】が入っていない点です。
他の点では普通の塗料と同じです。
画像参照:https://www.nipponpaint.co.jp/products/building/128/
クリヤー塗装のメリット
①そのままの色やデザインを残せる
先にもご紹介している通り、無色透明の塗料のため
デザイン性の高い壁や複数色のグラデーションなど、色合い・風合いを
そのまま残すことが出来るのは何よりの利点です。
②外壁に光沢を出し、色が濃く出せる。
クリヤー塗装をすると、光沢(艶)が出ますので、新築時の様に美しい外観はもちろん
艶が出ることで色が濃く出るので、元の外壁材の色のままよりキレイに見えます。
③外壁を長持ちさせることが出来る
クリヤー塗装には、一般の塗装と同じ様に、撥水効果や防カビ・防藻性もしっかりあります。
ですので、汚れがつきにくく、清潔に保つことが出来ます。
また、外壁の劣化症状の一つであるチョーキングは、紫外線によって塗膜が劣化し、
塗料に含まれている顔料が溶け出し、チョークのような粉になって浮き出る現象ですので
顔料が含まれていないクリヤー塗料は、チョーキングを起こしにくいといえます。
クリヤー塗装の注意点
クリヤー塗装について分かったところで、実際にクリヤー塗装を検討するにあたって
どんなことに注意すれば良いのでしょうか。
①劣化の激しい場合
元々チョーキングが発生している場合は、上からクリヤー塗装を施してしまうと
ムラになったり白っぽい仕上がりになったりすることがあり、最悪の場合
塗料の付着不良や剥がれなどの不具合を引き起こしかねないため、クリャー塗装はお勧めできません。
また、クラックなどがある場合も同様です。
クリヤー塗料には、もちろん表面を保護する役割もありますが
すでにクラックが発生している場合は、その箇所を保護することは出来ないのです。
仮にシーリング材などで補修を行ったとしても、クリヤー塗装だと
その補修跡を隠すことが出来ないので、一般的な塗装の方が適しているといえます。
クリヤー塗装は、元の状態がいいことが第一条件となるわけです。
②特殊塗料が塗装されている場合
フッ素・無機などの特殊塗料が塗装されている場合は、基本的には使用できません。
特殊塗料が塗装されている壁材に、無理にクリヤー塗装をすると、
早々に塗膜が剥がれてしまったりなどの不具合が生じる可能性もあります。
③一般的な塗料より早めのサイクルでの塗装が必要
①でもお伝えした通り、劣化してしまうとクリヤー塗装は難しくなってしまうため
外壁に劣化症状が出る前に塗装をする必要がある、つまり通常の塗装よりも
早く塗装を行わなければならないので、注意が必要です。
いかがでしたでしょうか。
近年、もとの壁材の色やデザインも、凝っているものも多く
塗装をするときに、その意匠性を潰してしまうには勿体ない住宅が多くあります。
壁材の色やデザインだけにこだわっているわけではなく、家の形や玄関ドア・窓だったり
全体とのバランスにも合わせられているものなので、そのまま活かしてあげるのが
一番魅力的かもしれません!
そんな時には是非、クリヤー塗装を検討してみてくださいね!
もちろん、エミホームはクリヤー塗装の実績も多数!
安心してお任せください✨
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