【外壁の結露】塗装で結露は防げる??
こんにちは!
朝晩だいぶ冷え込むようになりましたね💦
出勤する時、車のフロントガラスが濡れているのを見ると
『あー、もうそんな季節かぁ』
と実感すると同時に、もう少し経つとこれが凍るようになって
朝なかなか車を発進させられない季節がやってくることを
思い出させます。
場所によっては、おうちの窓も朝濡れていることがあるのではないでしょうか?
結露・・・嫌ですよねぇ・・・
実はこの結露、ガラスだけでなく外壁にも起こるのです!
今日は外壁に起こる結露と、防ぐ方法についてお話いたします。
外壁にも結露が起こる!?
結露は、室内と室外に気温差がある時に発生します。
寒い日に、暖房を付けていると窓に結露が起こるのはよくありますが
それと同じ原理で、外壁にも結露が起こるというのは想像が容易いと思います。
これらはいわゆる『表面結露』ですが、外壁に起こる結露は表面だけではないのです。
家を腐らせる?『内部結露』
表面ではないとすれば、結露が起こるのは内側。
表面結露は表面に水滴が出来、結露の状態が見えるのに対し
外壁の内部や床下など、外からは見えない場所にできる結露のことを『内部結露』と言います。
結露が発生する原理は表面結露と同じですが
先日お話した直張り工法で通気層が無い作りをしている場合や
何らかの理由で湿気が外壁内部に入り込んでしまうことが原因となります。
先にも説明した通り、外からは見えない場所に結露が起こるため
気が付いた時には、外壁材や躯体の建材自体が腐食してしまっている、なんてことにも繋がります。
外壁の結露を防ぐ方法
結露は室内外の気温差で発生しますので、完全に防ぐことはどうしても難しいですが
対策をすることで、結露の発生を抑制することは出来ます。
通気層を作る
そもそも外壁が直張り工法の場合、内部結露は発生しやすいので
通気層を作ってあげるという方法があります。
外壁材の内側には断熱材が入っていますが、通気層がないと空気の逃げ道がないため、
断熱材に湿気が溜まり、結露を引き起こしてしまうことがあります。
ですので、外壁材と断熱材の間に通気層を作ることが内部結露を防ぐことに繋がりますが
通気層を作るためにはそもそも外壁材を剥がす必要があるため、
メンテナンスではなく、外壁の張り替えという大がかりな工事が必要となります。
外断熱にする
断熱材は外壁材の中に使われることが多いですが、断熱材を外壁の内側(柱の外側)に設置する
「外断熱」も結露を防ぐことにつながります。
内断熱では、外壁材が冷やされて内部で結露が起きてしまいますが、
外断熱では、外壁のすぐ内側に断熱材が入るため、中と外の温度差が少なくなり
結露が生じにくくなります。
内断熱の住宅を外断熱にするにも、外壁材を剥がして大規模な工事を行うが必要となります。
外壁の色を白っぽい色にする
色で結露を防ぐなんて嘘のような話ですが、外壁を白にすることでも対策になります。
理由としては、白は太陽光を反射する色で、熱をあまり吸収しないからです。
外壁を白くすると外気温と外壁の温度があまり変わらなくなるので、結露も出来にくくなるのです。
ただし、あくまでも出来にくくなるという話で、完全に防げるという意味ではないので
外壁が白だからといって安心するのではなく、定期的なメンテナンスが必要となります。
親水性の高い塗料を使う
いくら白が結露予防の対策になるといっても、毎日暮らす家ですから
納得のいくデザインにしたいですよね!
白と反対で黒は熱を吸収しやすい色ですが、デザイン性にこだわるうえでは
黒を選びたい方も多くいらっしゃると思います。
そんな時は、親水性の高い塗料を選ぶことで、結露によって起こるカビや苔の発生などを
抑制してくれます。
親水性とは、水とのなじみやすさですので、塗料となじんで表面に水のバリアを張ってくれるような
イメージになります。
塗膜に水滴がついても重力で流れるので、乾燥もしやすくシミにもなりにくいというメリットがあり
結露による問題を防ぐことに繋がります。
やはり定期的なメンテナンスは大切!
結露を出来るだけ抑制するには、大規模な工事が必要になってしまい
なかなか簡単にはいかないでしょう。
ですが、抜群の効果が得られるというわけではありませんが
塗装メンテナンスで結露を出来にくくする方法や、結露による問題を防ぐことも出来ます。
汚れに気付いた時は定期的に洗浄したり、破損した箇所は早めに補修したりと、
できるだけ外壁の劣化を遅らせることで結露の予防にもなりますし
外壁をきれいなまま長持ちさせることにも繋がるため
メンテナンスは適切な時期に、しっかり行うようにしましょう!
そろそろメンテナンス時期かも!と気になった方は
まずはエミホームに無料点検をご依頼くださいね!
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