【自分で出来るお手入れ】タイルの白い汚れについて
こんにちは!
春になって暖かくなり、お家のまわりなど
お掃除をしたりしてる方も多く見かける今日この頃です。
お庭の草むしりをする方。
散った桜の花びらを掃き掃除している方。
お家の外構の壁をお掃除している方。
寒い冬や暑い夏だとちょっと億劫だな・・・と思ってしまうことにも
暖かく気持ちいい季節なので、やる気が出たりしますよね!
そんななか、お家のメンテナンスは塗装や修繕工事だけではなく
自分でも日頃から出来るお手入れとして、今日は
【謎の白い汚れ】についてお話していきます。
コンクリートやタイル目地に見かける白い汚れ
おうちの玄関のポーチのタイル目地や、基礎のコンクリートの部分などに
こんな感じの、謎の白い汚れ見かけませんか??
何かこぼした訳でもないし、いつの間にか気付いたらこんな感じになっていた・・・
なんて方、結構いらっしゃるのではと思います。
水を流してみて、落ちたかと思いきや
乾いたらまた復活している・・・(;”∀”)
白い汚れの正体
これは『白華現象』といわれる現象で
コンクリートやモルタル、セメントなどに含まれる成分が水に溶け出し
二酸化炭素と化学反応を起こして、表面に白い粉のような汚れとなって現れているのです。
この白いものは、炭酸カルシウムです。
建築業界ではこの現象を、エフロレッセンス(エフロ)や鼻たれなんて呼ばれることもあります。
鼻たれ、なんて聞くと何だか余計に目につくようになってしまうし、美観的にも良くないので
来客時など、あまり見られたくない気もしてしまいますよね💦
水を流しても消えないこの白華。
何か対策は無いのでしょうか・・・?
除去は出来るのか?
除去をしなくても自然とそのうち雨などで流されて消える、と言われていますが
自然に消えるのには何年かかるのかは分からないですし、そもそも本当にきれいに
消えてくれるのかどうかは分かりません。
そこで、ご自身で出来る白華の除去方法をご紹介します。
そもそもこの白華はアルカリ性ですので、酸と反応させてあげることで分解されます。
つまり、酸で洗浄してあげればいいのです。
ホームセンターなどで、専用の白華除去剤も売っていますが
おうちにあるものでも洗浄出来ます!
それは、トイレ掃除に使う『サンポール』です!
ただし、使う際は注意が必要です。
コンクリートもアルカリ性のため、濃度が濃すぎたり、過剰な酸処理を行うと
コンクリート自体を傷めてしまう場合があります。
あと、直接手で触れないよう、使用時にはゴム手袋必須です!
サンポールを使った白華除去手順
①用意するものは、サンポール・バケツ・スポンジまたは雑巾。
②予め事前に白華部分を水で洗う。
③バケツに水を入れ、サンポールを入れる。
※一般的に10倍以上に希釈と言われていますが、バケツに汲んだ水にサンポールを2プッシュくらいの
イメージで良いかと思います。
④スポンジまたは雑巾にサンポール水をつけ、白華部分をこする。
⑤1~2分待ってから、大量の水でしっかりサンポール水を洗い流す。
白華が強力に残っている場所には、原液を直接ハケなどで塗り
1~2分ほどで洗い流すという方法もありますが、
希釈したものとは違い臭いもありますし、
先述した通り、過剰な酸処理は素材自体を傷めかねないので注意が必要です!
いかがでしたでしょうか?
白華専用除去剤でやるのが一番ベストではありますが
単価も少々高めですし、そんなに範囲も広くないし・・・という方は
おうちにあるサンポールでやってみるのも良いと思います!
今後も、自分で出来るメンテナンス情報があったら
ブログで発信していきたいと思います!
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