遮熱塗料なら黒を選んでも暑くならない?遮熱塗料を検討する前に知っておきたいこと
まだまだ厳しい残暑が続きますが、朝晩はだいぶ涼しい日もあり
茹だるような暑さから解放される日も、あと少しです!
年々暑さが厳しくなる夏。
せっかく外壁を塗り替えるなら、おしゃれにまとまる黒系を選びたい!と思う方も多いかもしれません。
近年では、外壁が黒い家も増えていて、確かにスタイリッシュでかっこいいですよね!
色選びの際に、黒にしたいと検討される方も多くいらっしゃいますが
ほぼ全員と言っても過言ではないくらい
『でも、黒にしたら夏は暑くなるかなぁ・・・』
と心配されます。
確かに黒は熱を吸収する色ですから、暑くなるのは当然ですね💦
それなら、遮熱塗料を選べば、黒系でもしっかり太陽光を反射してくれるのでしょうか。
遮熱塗料について
そもそも遮熱塗料とはどういったものなのかという点については
以前にもブログにてご紹介しています。
太陽光を反射してくれる遮熱塗料ですから、室内は涼しく快適なのでは??というイメージを抱く方も多いと思います。
実際に、各塗料メーカーの実験では、遮熱塗料の使用で約3〜4℃の室温低下が確認されたとされていますので
体感として得られる効果は少なくとも、事実上、効果はもちろんあるといえるでしょう。
重要なのは『日射反射率』
日本塗料検査協会という第三者機関が発表している資料に
大変興味深い資料があります。
参考:https://www.jpia.or.jp/items/doc/vague/128/128test1.pdf
資料にもある通り、前提として
・上昇する温度は、日射反射率(遮熱率)がどのくらいなのかが重要。
・高反射率塗料(遮熱塗料)は、目には見えない近赤外領域の反射率が一般塗料よりも高くなるよう設計されている。
ということを踏まえ、検証結果を分かりやすくまとめみると、以下の結果になります。
費用対効果を知って、良い選択を
遮熱塗料は機能性塗料になりますので
一般塗料に比べると材料費としては割高になります。
塗装工事は大きな金額がかかる工事になりますので、金額の比較はもちろん重要なポイントとなると思いますが
金額だけで比較してしまうと、『こんなに費用をかけたのに・・・』という結果に繋がりかねません。
使用する材料の効果や、建物の保護において重要視したいポイントをしっかりと整理したうえで
塗料の選択をすることをおすすめします。
エミホームでは、建物の状況や施主様のご意向などから
最善である塗料をそれぞれ選定し、ご提案していますので
何を選んだら良いのか分からない・・・という方は、是非お気軽にご相談くださいね!
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